ベレッティーニが激闘の末に1回戦で第8シード撃破「数ヵ月ぶりの試合だったからもっと簡単な試合を期待していた」 [ATPシュツットガルト]

写真は2022年ボス・オープンでのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第8シードのロマン・サフィウリン(ロシア)に7-6(8) 5-7 7-5で競り勝ちシードダウンを演じた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したベレッティーニは5-5から唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット6-5から初めてブレークに成功して2時間55分で勝利をもぎ取った。

 度重なるケガで長期離脱を余儀なくされていた28歳のベレッティーニは4月のマラケシュで復帰後初タイトルを獲得したあと5月のローマを体調不良で欠場を余儀なくされており、この試合は4月のモンテカルロ以来の復帰戦だった。

「数ヵ月ぶりの試合だったからもっと簡単な試合を期待していたんだけどね」とベレッティーニは試合後のオンコートインタビューでジョークを言った。

「今日の戦い方のは凄く満足している。何ヵ月もプレーしていなくて復帰後にいいプレーをするのは簡単じゃない。だから自分自身にはとにかく戦うんだと言い聞かせていた。コートが恋しかったからとにかく楽しもうと心掛けた。ここに戻ってくることができて本当にうれしいよ」

 2019年&22年大会チャンピオンのベレッティーニは次のラウンドで、予選勝者のマッテオ・マルティノ(フランス)を7-6(5) 7-5で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、マルコス・ギロン(アメリカ)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ) 、予選勝者のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)が2回戦に駒を進めた。

 元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)はギロンに3-6 4-6で敗れ、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで126位となりトップ100陥落が確定した。

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写真◎Getty Images

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