ロラン・ギャロス3連覇のシフィオンテクが「休息と回復のため」ベルリンで開催のグラスコート大会出場を取り消し

写真はフレンチ・オープンで3年連続4度目の優勝を飾った翌日に行われたフォトセッションでのイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「エコトランス女子オープン」(WTA500/ドイツ・ベルリン/6月17~23日/賞金総額:未定/グラスコート)が大会公式SNSを更新し、女子シングルスに初出場する予定だったイガ・シフィオンテク(ポーランド)の欠場を発表した。

「(クレーコートシーズン)9週間の厳しいトレーニングを経てフィジカル的にもメンタル的にも全体的に疲弊しているため、残念ながら休息と回復のためにベルリンでの大会を棄権せざるを得ません」とシフィオンテクは声明文を通して説明した。

 4月のシュツットガルト(WTA500)から今年のクレーコートシーズンをスタートしたシフィオンテクは前哨戦のマドリッド(WTA1000)からマッチ19連勝を飾ってフレンチ・オープン(フランス・パリ)で3年連続4度目の栄冠に輝き、2013年のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以来2人目となるマドリッド&ローマ(WTA1000)&ロラン・ギャロスの3大会を連続で制す快挙を達成した。

 これにより世界ランク1位のシフィオンテクは今のところ、前哨戦でプレーすることなくウインブルドン(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)を迎えることになった。

 シフィオンテクとフレンチ・オープン決勝を戦ったジャスミン・パオリーニ(イタリア)もケガを理由に同大会への出場を取り消したが、現時点で世界2位のココ・ガウフ(アメリカ)と同3位のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を含むトップ10プレーヤー8人が参戦予定で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)とアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取っている。

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写真◎Getty Images

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