ムゼッティが2022年シーズン以来のツアー3勝目に王手「本当にタフな試合だった」 [ATPロンドン]

写真はロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月17~23日/賞金総額241万1390ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-3 3-6 6-3で振りきり2022年シーズン以来のツアー3勝目に王手をかけた。

 第2ゲームで相手のサービスゲームを破ったリードを守って第1セットを先取したムゼッティはワンブレーク差で第2セットを取り返されたが、第3セット3-3から最後の3ゲームを連取して2時間18分で勝利をもぎ取った。ムゼッティは第3セットで14本のウィナーを決め、4本しかアンフォーストエラーを犯さなかった。  

 サービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープした瞬間、ムゼッティはコートに倒れ込んで勝利を祝った。

「今週でもっとも厳しい試合のひとつだった。ジョーダンは特に第2セット第3セットで素晴らしいプレーをしていた。本当にタフな試合だった。自分がやってのけたことを誇りに思う」とムゼッティは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここロンドンにはたくさんのイタリア人がいるから、彼らに感謝したい。本当にホームでプレーしているように感じたよ。明日は最後のステップだから、またここに来て僕を応援して欲しいね」

 グラスコートでの初タイトルを目指すムゼッティは決勝で、セバスチャン・コルダ(アメリカ)との同胞対決を6-4 7-6(2)で制して勝ち上がった第5シードのトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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