ルースブオリが地元イギリスのノリーを退け今季のグラスコート初勝利「厳しい場面でいいプレーができた」 [ATPイーストボーン]

写真は試合後に握手を交わすエミル・ルースブオリ(フィンランド/右)とキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、エミル・ルースブオリ(フィンランド)が地元選手のキャメロン・ノリー(イギリス)を7-6(9) 6-3で退け今季のグラスコート初勝利を挙げた。

 試合を通して7度あったブレークポイントをすべてセーブしたルースブオリはタイブレークで2つのセットポイントを凌いだ末に第1セットを先取し、第2セット3-2からのレシーブゲーム初めて掴んだチャンスをものにしたリードを最後まで守りきって1時間35分で試合を締めくくった。

 今季のグラスコート2戦目に臨んでいるルースブオリは3週間前のサービトン・チャレンジャーでグラスコートシーズンをスタートしたが、1回戦で日本の島袋将(有沢製作所)に3-6 4-6で敗れていた。ルースブオリは4強入りした昨年6月のスヘルトーヘンボスを最後にグラスコートで勝てていなかったが、同サーフェスでの連敗を「5」で食い止めた。

 イギリスでのイギリス人選手に対する戦績を6勝0敗としたルースブオリは、「カム(ノリーの愛称)はツアーでもっともタフな選手のひとりだ。でもここでイギリス人選手と対戦するのはいいことだ。センターコートでプレーできたから楽しもうと心掛けた」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日は厳しい場面でとてもいいプレーができたから凄くよかった」

 ルースブオリは次のラウンドで、前日に第7シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を7-5 3-6 7-6(4)で破って勝ち上がった予選勝者のシャン・ジュンチャン(中国)と対戦する。

 そのほかの試合ではフラビオ・コボッリ(イタリア)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)、予選勝者の西岡良仁(ミキハウス) 、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジャイルズ・ハッセー(イギリス)が2回戦に駒を進めた。

 第6シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)は錦織圭(ユニクロ)が右足首のケガを理由に欠場したため本戦入りが決まったハッセーに4-6 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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