準決勝敗退の危機を乗り越えたセルンドロがツアー2勝目「ここでタイトルを獲得できるなんて予想していなかった」 [ATPイーストボーン]

写真はツアー2勝目を挙げたフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月26日~7月1日/賞金総額79万1545ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が第2シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-4 1-6 6-4で倒してツアー2勝目を挙げた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したセルンドロは1ゲームしか奪えず第2セットを取り返されたが、第3セット第7ゲームでブレークしたリードを守り切って1時間54分で勝利を決めた。

 セルンドロは前日に始まったマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に対する準決勝で2-6 1-4から巻き返してセットオールに追いつき、第3セット5-2とリードしたところで雨により順延となっていた。彼は土曜日の午前中に再開されたその試合をラブゲームのブレークで締めくくり、僅か4ポイントで決勝行きを決めていた。

 金曜日に試合を始めることもできなかったポールは同日にグレゴワール・バレール(フランス)を6-4 6-3で退け、1試合を戦い終えて決勝に臨んでいた。

「スーパーハッピーだ。昨日は2-6 1-4でほとんど負けそうだったんだ。どうやって逆転できたのか自分でもわからない。そして今日は午前中に本当にいい4ポイントをプレーし、決勝でも素晴らしいプレーができたと思う。風が強かったし、凄く厳しかった」とセルンドロは表彰式で語った。

「(ツアーレベルで)2つ目のタイトルをグラスコートで獲ることができて本当にうれしい。正直に言って、ここでタイトルを獲得できるなんて予想していなかった。チームと一緒に努力してきたことが報われたことには本当に満足している。ここで勝つということは僕にとって特別なことだから」

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写真◎Getty Images

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