前年の準優勝者カサキナがラドゥカヌを退けベスト4に進出、地元イギリス勢3人は準々決勝で敗退 [WTAイーストボーン]

写真は試合後に握手を交わすダリア・カサキナ(ロシア/左)とエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー国際」(WTA500/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額92万2573ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第6シードのダリア・カサキナ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-2 6-2で下してベスト4に進出した。

 2度ブレークに成功して第1セットを先取したカサキナは第2セットで2度サービスダウンを喫したが、相手のサービスゲームをすべて破って1時間21分で快勝した。

「凄く風が強くてとても難しいコンディションだったから、自分のできることをコントロールしようと心掛けた。いいプレーをするのは非常に難しい。とにかく可能な限り多くのポイントを取り、できるだけ多くのボールをコートに入れなければならない。今日はそれがかなりうまくできたと思う」とカサキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

 前年に続く決勝進出を目指すカサキナは次のラウンドで、ケイティ・ブルター(イギリス)を6-1 7-6(0)で破って勝ち上がった第3シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、マディソン・キーズ(アメリカ)とレイラ・フェルナンデス(カナダ)の顔合わせとなった。フェルナンデスがワイルドカードを得て参戦したハリエット・ダート(イギリス)をで退け、ディフェンディング・チャンピオンで第4シードのキーズはカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が右手首のケガを理由に棄権したため不戦勝で4強入りを決めた。

 同大会の女子シングルスで3人のイギリス人選手が準々決勝に勝ち進んだのは史上初の快挙だったが、ここで全滅となった。

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写真◎Getty Images

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