シフィオンテクがグラスコートシーズン初戦に勝利でマッチ20連勝「このサーフェスでは結果ではなく進歩のほうが重要」 [ウインブルドン]

写真はグランドスラム優勝経験者同士の1回戦を制したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がソフィア・ケニン(アメリカ)を6-3 6-4で下してグラスコートシーズンをスタートした。

 雨のため試合は屋根を閉じた状態で行われ、ワンブレーク差で第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット3-3から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって1時間19分で勝利を決めた。

 ともにグランドスラム大会で優勝した実績を持つふたりはこれが3度目の対決だったが、シフィオンテクの3連勝となった。今シーズンは1月にオーストラリアン・オープン1回戦で顔を合わせ、シフィオンテクが7-6(2) 6-2で勝っていた。

 4月のマドリッドから負け知らずのシフィオンテクは、今季最長の連勝を「20」に伸ばした。先月のフレンチ・オープンで3年連続4度目の栄冠に輝いたシフィオンテクは、グラスコートの前哨戦には出場せず今大会を迎えている。

「正直に言って、このサーフェスでは結果ではなく進歩のほうが私にとっては重要なの。昨年よりもうまくやっているかということね。数字や統計はあまり見ない。とにかく毎日よくなるよう努力しているわ」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「確かにシーズン前半が素晴らしかったから、この段階でポイントについて心配しないで済んでいる。集中したいことに集中することができていると思う」

 第1セット2-0から一度だけサービスダウンを喫したが、シフィオンテクはファーストサーブからのポイントを84%の高確率でものにした。

「ときにはサービスでプレッシャーをかけることも目標のひとつなの。違うサーフェスではできていたから、このサーフェスでもできるよう願っている。ここではファーストサーブがより重要になってくるから」と強化に取り組んでいるサービスについて話した。

 2018年にジュニアの部でチャンピオンに輝いた実績を持つシフィオンテクは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)を3-6 6-1 6-2で破って勝ち上がったペトラ・マルティッチ(クロアチア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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