前年覇者アルカラスが劣勢を克服して3回戦をクリア [ウインブルドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第29シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を5-7 6-2 4-6 7-6(2) 6-2で振りきりベスト16に進出した。

 常にセットを先行されて苦しめられたアルカラスだが、お互いに一度もブレークポイントがないまま突入した第4セットのタイブレークをものにしたあとは主導権を握って3時間50分で勝利を決めた。

 同大会に4年連続出場となる21歳のアルカラスは、昨年の大会でタイトルを獲得。決勝では5連覇を目指していたノバク・ジョコビッチ(セルビア)との頂上決戦を1-6 7-6(6) 6-1 3-6 6-4で制し、2022年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続く2度目のグランドスラム制覇を果たしていた。

 今シーズンのアルカラスは3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)と6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で優勝を飾り、26勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 ディフェンディング・チャンピオンのアルカラスは次のラウンドで、第16シードのユーゴ・アンベール(フランス)とブランドン・ナカシマ(アメリカ)の勝者と対戦する。この試合はアンベールが7-6(9) 6-3 6-7(5) 6-6とリードしていたが、雨により決着は翌日以降に持ち越しとなった。

 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、第10シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードのトミー・ポール(アメリカ)が16強入りを決めたが、残り3試合は雨で順延となった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会5日目◎7月5日|主な試合結果

男子シングルス3回戦

○1ヤニク・シナー(イタリア)[1] 6-1 6-4 6-2 ●6ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)

10デニス・シャポバロフ(カナダ)2-3 順延 16ベン・シェルトン(アメリカ)[14]

○17グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[10] 6-3 6-4 6-3 ●23ガエル・モンフィス(フランス)

27ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)1-6 3-6 6-4 1-1 順延 32ダニール・メドベージェフ(ロシア)[5]

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○33カルロス・アルカラス(スペイン)[3] 5-7 6-2 4-6 7-6(2) 6-2 ●40フランシス・ティアフォー(アメリカ)[29]

42ブランドン・ナカシマ(アメリカ)6-7(9) 3-6 7-6(5) 6-6 順延 48ユーゴ・アンベール(フランス)[16]

○49トミー・ポール(アメリカ)[12] 6-3 6-4 6-2 ●56アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)[23]

59ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)7-6(6) 3-6 5-7 5-4 順延 62ファビオ・フォニーニ(イタリア)

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写真◎Getty Images

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