元世界2位バドーサが背中の疲労骨折から復帰後初のグランドスラム2週目へ「ここにいるということが凄く特別」 [ウインブルドン]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)が第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)に7-6(6) 4-6 6-4で競り勝ちベスト16進出を決めた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したバドーサは4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット2-4から最後の4ゲームを連取して2時間51分で勝利をもぎ取った。

 カサキナは前週のイーストボーンでグラスコート大会初優勝を飾っていたが、連勝は「7」でストップした。

 背中の疲労骨折に苦しみ昨年のウインブルドン2回戦で途中棄権を強いられたあと戦線離脱を余儀なくされたバドーサは1月に復帰したが、最初の4ヵ月では一度しか連勝することができなかった。

「グランドスラム大会の2週目に勝ち残るのが初めてじゃないことはわかっているけど、私にとっては本当に特別なことだわ」とバドーサは試合後のオンコートインタビューで涙ぐみながら語った。

「数ヵ月前はテニスを続けていけるかわからない状態だったから、ここにいるということが凄く特別なの」

 バドーサは次のラウンドで、第28シードのダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を7-6(4) 6-7(3) 6-1で破って勝ち上がったドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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