地元イギリスのヒュウェットが3年連続の決勝を制してシングルス初優勝、生涯グランドスラムを達成 [ウインブルドン車いすの部]

写真は車いす男子シングルスで初優勝を飾ったアルフィー・ヒュウェット(イギリス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の車いす男子シングルス決勝で、第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス)が第4シードのマルティン・デ ラ プエンテ(スペイン)を6-2 6-3で下して初優勝を飾った。試合時間は1時間18分。

 26歳のヒュウェットがグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来で通算9度目(全豪1回、全仏3回、ウインブルドン1回、全米4回)となり、『生涯グランドスラム(キャリアを通して四大大会全制覇)』を達成した。

 同大会に4年連続9度目の出場となる地元イギリスのヒュウェットはシングルスで3年連続の決勝だったが、過去2度はいずれも準優勝に終わっていた。2022年が国枝慎吾(ユニクロ)に6-4 5-7 6-7(5-10)で、昨年は小田凱人(東海理化)に4-6 2-6で敗れて涙を呑んでいた。

 今大会でのヒュウェットは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のベン・バートラム(イギリス)を6-1 6-4で、準々決勝でステファン・ウッデ(フランス)を6-1 6-4で、準決勝では第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)を4-6 6-4 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 前年に優勝したゴードン・リード(イギリス)とのペアで第1シードとして参戦しているダブルスでも勝ち残っているヒュウェットは、単複2冠をかけた第2シードの三木拓也(トヨタ自動車)/小田に対する決勝を控えている。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。


車いす男子シングルスで初優勝を飾ったアルフィー・ヒュウェット(イギリス/左)と準優勝のマルティン・デ ラ プエンテ(スペイン)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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