急遽出場の前年覇者ジェン・チンウェンが初戦に勝利「パレルモは特別な大会」 [パレルモ女子オープン]

写真はフレンチ・オープンでのジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「パレルモ女子オープン」(WTA250/イタリア・シチリア島パレルモ/7月17~23日/賞金総額23万2244ユーロ/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのジェン・チンウェン(中国)がサラ・エラーニ(イタリア)を6-3 6-2で下してタイトル防衛に向けてスタートを切った。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したジェンは第2セットも5-1とリードを広げ、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間13分で試合を締めくくった。ふたりは昨年の大会でも1回戦で対決し、ジェンが6-0 6-0で勝っていた。

 日曜日に行われた記者会見で、ジェンは「オーストラリアン・オープン決勝から6ヵ月が過ぎた。最初のグランドスラム大会が終わってから私はあまりいいプレーができていなかった。ここに戻ってきたのは自分のテニスと個性を再発見するためよ。パレルモは特別な大会だわ。前年に優勝したからというだけでなく、ここには特別なエネルギーがあるから」と話していた。

「今年はパレルモに出る予定じゃなかったけど、ウインブルドンの1回戦で負けたあとに戻ることを考えた。パレルモに行ってクレーコートで練習し、最高のプレーをもう一度見つけようと思ったの」

 ディフェンディング・チャンピオンのジェンは次のラウンドで、エミリアーナ・アランゴ(コロンビア)を6-2 6-3で破って勝ち上がったペトラ・マルティッチ(クロアチア)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのディアン・パリー(フランス)、第5シードのアランチャ・ラス(オランダ)、第7シードのジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、マリア ルルデス・カルレ(アルゼンチン)、クロエ・パケ(フランス)、アン・リー(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)が2回戦に駒を進めた。

 第3シードのペイトン・スターンズ(アメリカ)が同胞のリーに6-3 6-7(7) 2-6で、第8シードのタチアナ・マリア(ドイツ)はカルレに7-5 1-6 1-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles