ジェン・チンウェンがクレイチコバに逆転勝利で地元優勝「今は最高に幸せな気分」 [鄭州オープン]

写真は地元優勝を飾ったジェン・チンウェン(中国/右)と準優勝のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「交通銀行鄭州オープン」(WTA500/中国・河南省鄭州/10月9~15日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、21歳のジェン・チンウェン(中国)が第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に2-6 6-2 6-4で逆転勝利をおさめて地元優勝を飾った。

 2022年のWTA最優秀新人賞に選ばれたジェンがツアー大会でタイトルを獲得したのは、7月のパレルモ以来でキャリア2度目(準優勝1回)となる。これ以前にWTA500以上の大会で中国人選手がチャンピオンとなったのは、リー・ナ(中国)とジェン・サイサイ(中国)だけだった。

 2-0から6ゲームを連取されて第1セットを落としたジェンは2ゲームしか与えず第2セットを取り返し、一進一退の第3セットで4-4から3度目のブレークに成功すると続くサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをラブゲームでキープして2時間26分で歓喜の瞬間を迎えた。

「最後のポイントが終わったとき、本当に幸せな気分になった。観客全員が私に声援を送り、全力で応援してくれた。あの瞬間の感動は言葉では説明できないわ」とジェンは勝利の喜びを表現した。

「試合を観ればわかるように、大きなプレッシャーがあった。第1セットでは2-0とリードしたのに6ゲーム連続で取られてしまった。多くのアップダウンがあったけど、最終的に重要なのは何が起こっても試合に勝つことよ。今は最高に幸せな気分で、この時間をチームと一緒に楽しもうと思う」

 これに先立ち行われたダブルス決勝では第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)が第3シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)を6-2 6-4で下し、USオープン以来のコンビ2勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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