WTAツアー史上初となるポーランド人対決の決勝を制したリネッテがツアー3勝目 [プラハ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのマグダ・リネッテ(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月21~26日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第4シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)が同胞で第6シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-2 6-1で退けチャンピオンに輝いた。

 32歳のリネッテがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2020年2月のホアヒン以来でキャリア3度目(準優勝5回)となる。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したリネッテは第2セットで直面した4度のブレークポイントをすべてセーブし、1-1から最後の5ゲームを連取して1時間20分で快勝した。

「どれほど厳しい戦いになるかはわかっていた。彼女を倒すためには最高のプレーをする必要があった。今日はすべてのチャンスを生かすことができてよかったわ」とリネッテは試合後にコメントした。

 ポーランド人同士が決勝を戦ったのは、1973年に創設されたWTAツアー史上初の出来事だった。ふたりはこのあとパリ五輪に出場することになっているが、決勝に進出したことで開会式に参加することができなかった。

「(開会式で)セリーヌ・ディオンが歌うと聞いたときは泣きそうになったわ」とリネッテは明かした。

「彼女のライブを観るのは私の絶対的な夢なの。これまで4度チケットを買ったけど、4回とも公演が中止になった。これで5度目よ。もしかしたら観ることができない運命なのかしら」

 先に行われたダブルス決勝では、第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したベサニー・マテック サンズ(アメリカ)/ルーシー・サファロバ(チェコ)を6-3 6-3で下して地元優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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