ワイルドカードでツアー初挑戦の16歳サムソンが第2シードのシニアコバを倒す番狂わせで8強入り「物凄く驚いている」 [プラハ・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのラウラ・サムソン(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(WTA250/チェコ・プラハ/7月21~26日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、16歳のラウラ・サムソン(チェコ)が1セットダウンから巻き返して第2シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を1-6 7-5 6-3で倒す番狂わせを演じた。

 1ゲームしか奪えず第1セットを落としたサムソンは競り合いの末に第2セットを取り返し、第3セット1-3から最後の5ゲームを連取して2時間15分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 全仏ジュニア準優勝者でジュニア世界ランク1位の座に就いたこともあるサムソンは今シーズンにW15大会で3勝を挙げてWTAランキング634位に付けており、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り母国で初のツアー大会に臨んでいる。

「物凄く驚いている。私は勝つことを期待されてこの試合に臨んだわけではなかった。とても誇りに思うし、今後もこのようなプレーを続けたい」とサムソンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第2セットの入るときに『自分には失うものは何もない。第1セットはいいプレーができていなかった』と考えていたの。どの時点で勝てると思ったかはよくわからないけど、第3セットでは自分自身を信じていたわ」

 サムソンは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のカティンカ・フォン ダイヒマン(リヒテンシュタイン)を6-1 6-2で破って勝ち上がった予選勝者のオクサーナ・セレクメテワ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)、第3シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)、第4シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第5シードのビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)、第6シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、エラ・ザイデル(ドイツ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではノスコバがザイデルと、カリニーナがフレッヒと、リネッテはトモバと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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