アルカラスが初のオリンピックでメダル獲得に王手「今日はバトルだった」 [2024パリ五輪テニス競技]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 世界的なスポーツの祭典「2024パリ五輪テニス競技」(フランス・パリ/7月27日~8月4日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第9シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-3 7-6(7)で振りきりベスト4進出を決めた。

 第6ゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したアルカラスは第2セット第2ゲームで初のサービスダウンを喫したが、2-5から5-5に追いついたあともつれ込んだタイブレークでセットポイントを凌いだ末に2度目のマッチポイントをものにして1時間59分で試合を締めくくった。

 ラファエル・ナダル(スペイン)とのペアでダブルスにもエントリーしていたアルカラスは前日に行われた準々決勝で第4シードのオースティン・クライチェク/ラジーブ・ラム(アメリカ)に2-6 4-6で敗れていたが、シングルスでメダル獲得にあと1勝とした。

「今日はバトルだった。僕たちはお互いにフィジカル的にベストの状態ではなかった。昨日は(単複プレーして)凄くきつかったから、今朝起きたときはかなり疲れていた」とアルカラスは試合後にコメントした。

「第2セットで少し疲れを感じ始めたけど、自分のためではなくスペインを代表して全国民のためにプレーしていることを肝に銘じて奮起した。そのことが最後のボールまで戦うモティベーションになっている」

 アルカラスは次のラウンドで、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 6-7(8) 6-3で破って勝ち上がった第13シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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