ウインブルドン優勝者で第6シードののハレプは、わずか1時間と11分のうちに予選勝者のレベッカ・ピーターソン（スウェーデン）を6-1 6-1で退けた。

　ハレプは2018年の終わりに戦線離脱することになった原因と同じ背中の問題のため、先週の武漢を途中棄権することを余儀なくされていた。

「背中の問題が再発したから、この大会前にはちょっぴり落ち込んでいたの」とハレプは明かした。

「でも今日勝つことができて本当にうれしいわ。自分のプレー内容もあって、いっそう幸せな気持ちになれる」

　第3シードのエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）は1セットダウンから挽回し、前年の準優勝者でもあるアナスタシア・セバストワ（ラトビア）を6-7(4) 6-1 6-2で倒した。

　また、第10シードのアンジェリック・ケルバー（ドイツ）がジャン・シューアイ（中国）を6-2 1-6 6-4で倒し、第13シードのスローン・スティーブンス（アメリカ）は予選勝者のマグダ・リネッテ（ポーランド）を7-5 6-3で退け、それぞれ2回戦に進出した。

　一方、第14シードのワン・チャン（中国）はアイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）との試合を、 7-5 5-4のスコアのときに脚のケガで途中棄権した。

脚を負傷し車いすでコートをあとにするワン・チャン（中国）
BEIJING, CHINA - SEPTEMBER 29: Qiang Wang of China leaves the court on a wheelchair after her injury during the women's singles first round match of 2019 China Open against Ajla Tomljanovic of Australia at the China National Tennis Center on September 29, 2019 in Beijing, China. (Photo by Xinyu Cui/Getty Images)

　グランドスラムで2度の優勝経験があるスベトラーナ・クズネツォワ（ロシア）はワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したが、予選勝者のクリスティーナ・マクヘイル（アメリカ）に0-6 6-1 3-6で敗れた。

　今大会の第1シードはアシュリー・バーティ（オーストラリア）で、彼女は1回戦がBYE（免除）のため2回戦からの登場となる。バーティの初戦の相手は、予選勝者のアンナ・ブリンコワ（ロシア）を6-0 6-1で倒して勝ち上がったユリア・プティンセバ（カザフスタン）となった。

　一方、第2シードのカロリーナ・プリスコバ（チェコ）はすでに1回戦を戦い、エレナ・オスタペンコ（ラトビア）に5-7 6-3 5-7で敗れている。(C)AP（テニスマガジン）

※トップ写真はチャイナ・オープンのレセプションパーティに出席した大坂なおみ（日清食品）
BEIJING, CHINA - SEPTEMBER 29: Naomi Osaka of Japan attends the 2019 China Open offical welcome reception at Beijing Olympic Tower on September 29, 2019 in Beijing, China. (Photo by Emmanuel Wong/Getty Images)