得意のハードコートに戻った大坂がジャバーをストレートで退け初戦突破「とても本能的にプレーすることができた」 [WTAトロント]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月6~12日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が第9シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-3 6-1で退け、同大会で5年ぶりの勝ち星をマークした。

 自分のサービスゲームで一度もピンチに陥ることなくすべてキープした大坂は第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取し、第2セット0-1から最後の6ゲームを連取して1時間11分で快勝した。

 前週のワシントンDC2回戦を右肩のケガで棄権していたジャバーはこれが3回戦敗退に終わったウインブルドン以来のシングルスだったが、ファーストサーブの確率が36.2%でアンフォーストエラーを27本犯すなど精彩を欠いた。

「私がハードコートが大好きなのは誰もが知っている。あまり考え過ぎず、とても本能的にプレーすることができたわ」と大坂は試合後のオンコートインタビューで語った。

「正直に言って、私はオンスのような最高の選手と対戦するとプレーがよくなる傾向がある。だからそれが助けになったと思う」

 大坂は次のラウンドで、予選勝者のケイティ・ボリネッツ(アメリカ)を6-3 6-1で破って勝ち上がったエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。両者は今季既に2度対決しており、1勝1敗で星を分け合っている。

 同日の最終試合では第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-5 6-4で倒し、ベスト16進出一番乗りを決めた。上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのペグラはこの試合が初戦だった。

 この日プレーしたペグラとジャバー以外のシード勢は第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第14シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第15シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)がそれぞれフルセット勝利で2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合ではケイティ・ブルター(イギリス)、元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)、ユアン・ユエ(中国)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、ペイトン・スターンズ(アメリカ)、予選勝者のアシュリン・クルーガー(アメリカ)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、ワイルドカードで出場したマリーナ・スタクシッチ(カナダ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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