アルカラスが初戦で敗れる番狂わせ、ベスト8が出揃う [シンシナティ・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~19日/賞金総額790万9030ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がガエル・モンフィス(フランス)に6-4 6-7(5) 4-6で敗れる番狂わせが起きた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されているためアルカラスはこの試合が初戦だったが、前日に第1セットを落としたモンフィスが第2セットのタイブレークで3-1とリードした時点で雨により順延となっていた。

 再開後にタイブレークを落としたアルカラスは第3セット第3ゲームでサービスダウンを喫し、モンフィスが残りのサービスゲームをすべてキープして2時間30分で逆転勝利をおさめた。

 第3セットでブレークされたとき、イライラを爆発させたアルカラスはコートにラケットを数回叩きつけて破壊した。

「この試合でいいところを見つけるのは難しい。だから忘れたいし、ニューヨークに気持ちを切り替えていこうと思う」とアルカラスは試合後の記者会見で語った。

「これまでのキャリアで最悪の試合だったと感じている。まともなプレーができなかった。正直に言って、この大会では本当にいい練習ができていた。ここ数日の調子は最高で、ボールをクリーンに打てていたし動きもよかった。何が起こったのかわからない。どうしてこうなったのかわからないけど、自分をコントロールできなかった」

 モンフィスは引き続き3回戦に臨んだが、第15シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に6-3 3-6 4-6で逆転負けを喫した。

 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第12シードのベン・シェルトン(アメリカ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、ジャック・ドレイパー(イギリス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は延期となっていた2回戦で第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-3 6-1で倒したが、続く3回戦でドレイパーに7-5 4-6 4-6で競り負けた。

 準々決勝ではシナーがルブレフと、ズベレフがシェルトンと、フルカチュがティアフォーと、ルーネはドレイパーと対戦する。

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写真◎Getty Images

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