今季飛躍のケスラーが2回戦に続くキャリア2度目のトップ50撃破で決勝進出 [WTAクリーブランド]

写真はムバダラ・シティDCオープンでのマッカートニー・ケスラー(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「テニス・イン・ザ・ランド」(WTA250/アメリカ・オハイオ州クリーブランド/8月18~24日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマッカートニー・ケスラー(アメリカ)が1セットダウンから巻き返して第5シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を4-6 6-3 6-3で倒してツアー初優勝に王手をかけた。

 11回のブレークがあった乱戦の末にセットを分け合ったあと、ケスラーがお互いのサービスキープで進んだ第3セット3-3から最後の3ゲームを連取して2時間16分で勝利をもぎ取った。トップ50の選手に対して4戦全敗だったケスラーは、第4シードのワン・シンユー(中国)に勝った2回戦に続く2勝目を挙げた。

 フロリダ大学でプレーした経歴を持つ25歳のケスラーは1月のオークランド(WTA250/ハードコート)で予選を突破して初のツアー本戦入りを決めるとUSTA(全米テニス協会)枠のワイルドカードで出場した続くオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で2回戦に進出したが、今週までツアーレベルの戦績は1勝6敗だった。

 今シーズンを世界ランク200位以下でスタートしたケスラーはツアー下部大会で3勝(W75、WTA125K、W100)を挙げるなどして躍進し、トップ100デビューを果たして98位で今大会を迎えている。

 ケスラーはキャリア初のツアー決勝で、第3シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-3 2-6 6-2で破って勝ち上がった第1シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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