ワイルドカーで出場のケスラーがアダッド マイアに逆転勝利でツアー初優勝「本当に素晴らしい1週間だった」 [WTAクリーブランド]

写真はツアー初優勝を飾ったマッカートニー・ケスラー(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「テニス・イン・ザ・ランド」(WTA250/アメリカ・オハイオ州クリーブランド/8月18~24日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマッカートニー・ケスラー(アメリカ)が第1シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)に1-6 6-1 7-5で逆転勝利をおさめてツアー初優勝を飾った。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたケスラーは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫したが、そこから観客の声援にも後押しされて6ゲームを連取して試合を振り出しに戻すと第3セットも1-3から3-3に追いついたあと第11ゲームでブレークに成功して2時間6分で試合を締めくくった。

「本当に素晴らしい1週間だった。WTAツアー初タイトルを獲得できて興奮しているけど、今週を通して進歩したことをしっかり認識して今後も前進し続けられるよう願っている」とケスラーは大会を振り返った。

「(観客の応援には)本当に助けられた。たくさんの人々が応援してくれたから戦うのが楽しくなったし、勝つために一生懸命頑張ることができたわ」

 今シーズンを世界ランク200位以下でスタートしたケスラーはツアー下部大会で3勝(W75、WTA125K、W100)を挙げるなどして躍進し、トップ100デビューを果たして98位で今大会を迎えていた。ケスラーは今週までトップ50の選手に対して4戦全敗だったが、今大会だけで3勝を挙げた。

 フロリダ大学でプレーした経歴を持つ25歳のケスラーは1月のオークランドで予選を突破して初のツアー本戦入りを決めるとワイルドカードで出場した続くオーストラリアン・オープンで2回戦に進出したが、今週までツアーレベルの戦績は1勝6敗の戦績だった。

「本当にいいテニスができていると感じているけど、来週はまた一からのスタートになる。だから回復に努め、月曜日に向けてできる限り準備を整えるつもりよ」とケスラーは初戦で第19シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦することが決まったUSオープンを見据えた。

 先に行われたダブルス決勝では、第2シードのクリスティーナ・ブクサ(スペイン)/シュー・イーファン(中国)が第3シードの青山修子(近藤乳業)/穂積絵莉(日本住宅ローン)を3-6 6-3 [10-6]で倒して同ペアでの初タイトルを獲得した。


(右から)女子ダブルス優勝のシュー・イーファン(中国)、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)、準優勝の穂積絵莉(日本住宅ローン)、青山修子(近藤乳業)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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