シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月26日～9月8日／ハードコート）の男子シングルス4回戦で第20シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）が第28シードのアレクセイ・ポプリン（オーストラリア）を6-4 7-6(3) 2-6 6-3で倒し、3年連続となるベスト8進出を果たした。試合時間は3時間2分。

　同大会に11年連続出場（2014年の予選敗退を含む）のとなる26歳のティアフォーは、2022年大会でグランドスラム自己最高のベスト4をマーク。第10シードで臨んだ昨年は、準々決勝でベン・シェルトン（アメリカ）に2-6 6-3 6-7(7) 2-6で敗れていた。

　今季前半にやや苦戦していたティアフォーはUSオープンシリーズで復調の兆しを見せ、決勝でヤニク・シナー（イタリア）に敗れはしたがシンシナティ（ATP1000／ハードコート）でATPマスターズ1000大会の自己最高成績となる準優勝を飾って今大会を迎えている。

　両者は今回が初顔合わせ。25歳のポプリンは8月にモントリオール（ATP1000／ハードコート）でキャリア最大のタイトルを獲得し、今大会の3回戦ではディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）を6-4 6-4 2-6 6-4で倒す金星を挙げていた。

　今大会でのティアフォーは1回戦でアレクサンダー・コバチェビッチ（アメリカ）を6-4 6-3 4-6 7-5で退け、2回戦はアレクサンダー・シェフチェンコ（カザフスタン）が第3セット途中で棄権したため勝ち上がり、3回戦では第13シードのシェルトンを4-6 7-5 6-7(5) 6-4 6-3で破って16強入りを決めていた。

　ティアフォーは次のラウンドで、第9シードのグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）と対戦する。ディミトロフは4回戦で、第6シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）を6-3 7-6(3) 1-6 3-6 6-3で下して勝ち上がった。