地元アメリカのティアフォーが3年連続の準々決勝進出「子供の頃からこのコートでプレーすることを夢見ていた」 [USオープン]

写真は3年連続となる8強入りを決めたフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が第28シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-4 7-6(3) 2-6 6-3で倒し、3年連続となるベスト8進出を果たした。

 競り合いの末に2セットを連取したティアフォーは2度サービスダウンを喫して第3セットを落としたが、第4セット第6ゲームをブレークしたリードを最後まで守りきって3時間2分で勝利を決めた。

 3回戦でタイトル防衛を目指していた第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 6-4 2-6 6-4で倒す金星を挙げていた25歳のポプリンは第2セットで5-3からのサービスゲームで40-0としていたが、ティアフォーがそこから5ポイントを連取してブレークバックに成功するともつれ込んだタイブレークではサービスの調子が低下したポプリンを圧倒した。

 8月にモントリオールでキャリア最大のタイトルを獲得したポプリンは第3セットを奪ったが、試合を通してより安定したプレーをしたティアフォーが観客の声援にも支えられて勝者となった。

「僕は子供の頃からいつもこのコートでプレーすることを夢見ていた。よく壁打ちをして、このコートで試合をしたいと思っていたんだ」とティアフォーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ウイリアムズ姉妹がここでタイトルを獲得し、ロジャー・フェデラー(スイス)が何度も優勝するのを観て、僕は『このコートでプレーしたい』と思っていた。アーサー・アッシュ(アメリカ)にちなんで名付けられたコートだし、自分もその一部になりたかったんだ。その思いがあるからこそ自分のベストが引き出せるんだと思う」

 今季前半にやや苦戦していたティアフォーはシンシナティでATPマスターズ1000大会の自己最高成績となる準優勝を飾るまで19勝18敗だったが、その後プレーした10試合で9勝している。

 2年ぶりの4強入りに王手をかけたティアフォーは次のラウンドで、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3 7-6(3) 1-6 3-6 6-3で破って勝ち上がった第9シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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