ナバーロがバドーサを退け初のグランドスラム4強入り、トップ10デビューも確定 [USオープン]

写真は生まれ故郷のニューヨークで初のグランドスラム4強入りを決めたエマ・ナバーロ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が第26シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 7-5で倒し、四大大会で初のベスト4進出を果たした。

 好スタートを切ったナバーロは相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したあと第2セットで1-5とリードを許したが、そこから最後の6ゲームを連取して1時間12分で勝利を決めた。

「(第2セットで)1ゲームを取って2-5としたとき、2セットで終わるかもしれないという予感が少ししたの。とにかくタフであり続け、粘り強く戦いたかった。例え第2セット落としても、第3セットに向けて調子を整えたかったから」とナバーロは試合後のオンコートインタビューで語った。

「未来は見えないけど、今日は少し見えたかもしれないわ。何となく2セットで勝てるかもしれないと感じたのよ。USオープンの準決勝に進めるなんてクレイジーだわ」

 バージニア大学1年だった2021年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスで優勝した実績を持つナバーロは昨シーズンにトップ100デビューを果たして今年の1月にホバートでツアー初優勝を飾るなどこの1年で飛躍を遂げたが、今大会の活躍でトップ10デビューが確定した。

 最終セットに持ち込むことができずに敗れたバドーサは、「自分のレベルには凄くがっかりしている。彼女は本当にいいプレーをしていたし、状況をうまくコントロールしていたと思う。私は全然ダメだった」と悔しさを滲ませた。

 ニューヨーク生まれのナバーロは次のラウンドで、第7シードのジェン・チンウェン(中国)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。ふたりは過去2戦して星を分け合っているが、ハードコートでは3月のインディアンウェルズ4回戦でナバーロが6-3 3-6 6-2で勝っている。

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写真◎Getty Images

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