ペグラが世界1位シフィオンテクに対する勝利でグランドスラム準々決勝の壁をついに突破 [USオープン]

写真はジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 6-4で倒し、四大大会で初のベスト4進出を果たした。

 23回目の四大大会本戦を戦っているペグラが同ラウンドに進出したのは、7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)に続いてキャリア7度目だった。

 立ち上がりに4ゲーム連取と好スタートを切って第1セットを先取したペグラは第2セット2-1から一度だけサービスダウンを喫したが、ふたたびリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間28分で勝利を決めた。

 シフィオンテクは相手(22本)の倍近い41本のアンフォーストエラーを犯し、試合を通して一度もリードすることができなかった。

 同大会に10年連続12回目(2011~12年と17~18年の予選敗退を含む)の出場となる30歳のペグラは、2022年の準々決勝進出がこれまでの最高成績だった。第3シードで臨んだ昨年は、4回戦でマディソン・キーズ(アメリカ)に1-6 3-6で敗れていた。

 パリ五輪で2回戦敗退に終わったあとUSオープンシリーズ2大会でプレーしたペグラは、トロント(WTA1000/ハードコート)で2連覇を達成するなど9勝1敗の好成績を残した。

 この結果でペグラは、シフィオンテクとの対戦成績を4勝6敗とした。昨年11月にはWTAファイナルズ(メキシコ・カンクン/ハードコート)の決勝で対決し、シフィオンテクが6-1 6-0で完勝していた。

 今大会でのペグラは1回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-4 6-3で、2回戦でソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(4) 6-3で、3回戦でジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)を6-3 6-3で、4回戦では第18シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)を6-4 6-2で破って8強入りを決めていた。

 ペグラは次のラウンドで、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。ムチョバは準々決勝で、第22シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-1 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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