サバレンカが地元アメリカのペグラを倒してUSオープン初優勝、今季のグランドスラム2冠目

写真は大会初優勝を飾ったアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に7-5 7-5で競り勝ち大会初優勝を飾った。

 激しい攻防の末に第1セットを先取したサバレンカは第2セット3-0から5ゲームを連取されたが、そこで流れを食い止めると最終的に最後の4ゲームを連取して1時間53分で歓喜の瞬間を迎えた。

 サバレンカが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2連覇を達成した1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来でキャリア3度目(準優勝1回)となる。

 同大会に9年連続出場(2016年と17年の予選敗退を含む)となった26歳のサバレンカは、昨年の大会で自己最高の準優勝をマーク。決勝ではココ・ガウフ(アメリカ)に6-2 3-6 2-6で逆転負けを喫したが、大会後に初めて世界ナンバーワンの座に就いた。

 肩のケガもあってウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)とパリ五輪に参戦しなかったサバレンカはUSオープンシリーズ3大会でプレーし、シンシナティ(WTA1000/ハードコート)でタイトルを獲得するなど9勝2敗の戦績で今大会を迎えていた。

 この結果でサバレンカは、ペグラとの対戦成績を6勝2敗とした。今シーズンは約3週間前にシンシナティの決勝で対決し、サバレンカがマッチ9連勝中だったペグラを6-3 7-5で倒していた。

 今大会でのサバレンカは1回戦で予選勝者のプリシラ・ホン(オーストラリア)を6-3 6-3で、2回戦でルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-3 6-1で、3回戦で第29シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を2-6 6-1 6-2で、4回戦で第33シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-2 6-4で、準々決勝で第7シードのジェン・チンウェン(中国)を6-1 6-2で、準決勝では第13シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-3 7-6(2)で破って決勝進出を決めていた。

 今大会で過去6戦全敗だったグランドスラム準々決勝の壁を突破した30歳のペグラは、立ち止まることなく決勝の舞台に辿り着いていた。

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写真◎Getty Images

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