男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」グループステージ（イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、中国・広東省珠海／9月10～15日／室内ハードコート）の大会3日目は、4つのグループでラウンドロビン（総当たり戦）第3戦が行われた。

　グループAはオランダがブラジルを2勝1敗で、グループBは前年の準優勝国で第2シードのオーストラリアがチェコを3勝0敗で、グループCは第4シードのドイツがチリを3勝0敗で、グループDは第3シードのカナダがフィンランドを3勝0敗で下してそれぞれ勝利をおさめた。

　オーストラリア、カナダ、ドイツが2連勝を飾り、オランダは1勝目を挙げた。

　デビスカップは2019年から、ITFとスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力（昨年1月にパートナーシップは終了）によって開発された新フォーマットに変更されている。

　ファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ（総当たり戦）を戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメント（スペイン・マラガ／11月19～24日／室内ハードコート）に進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※[　]数字はシード順位

グループステージ3日目◎9月12日｜試合結果

グループA｜ボローニャ

オランダ（1勝1敗）2-1 ブラジル（0勝2敗）

R1 ●ボティック・ファン デ ザンツフープ 4-6 6-7(3) ○ジョアン・フォンセカ
R2 ○タロン・グリークスプア 7-6(2) 6-4 ●チアゴ・モンテーロ
R3 ○ヴェスレイ・クールホフ／ボティック・ファン デ ザンツフープ 6-4 7-6(5) ●ラファエル・マトス／マルセロ・メロ

グループB｜バレンシア

オーストラリア[2]（2勝0敗）3-0 チェコ（0勝2敗）

R1 ○タナシ・コキナキス 6-2 6-7(2) 6-3 ●ヤクブ・メンシク
R2 ○アレクセイ・ポプリン 1-0 Ret. ●トマーシュ・マハーチュ
R3 ○マシュー・エブデン／マックス・パーセル 6-4 6-2 ●ヤクブ・メンシク／アダム・パブラシェク

グループC｜珠海

ドイツ[4]（2勝0敗）3-0 チリ（0勝2敗）

R1 ○マクシミリアン・マルテレル 6-1 6-3 ●トーマス・バリオス ベラ
R2 ○ヤニック・ハンフマン 7-5 6-4 ●アレハンドロ・タビロ
R3 ○ケビン・クラウィーツ／ティム・プッツ 6-1 6-3 ●トーマス・バリオス ベラ／マティアス・ソト

グループD｜マンチェスター

カナダ[3]（2勝0敗）3-0 フィンランド（0勝2敗）

R1 ○デニス・シャポバロフ 7-6(2) 6-2 ●エーロ・バサ
R2 ○フェリックス・オジェ アリアシム 6-2 6-3 ●オットー・ビルタネン
R3 ○フェリックス・オジェ アリアシム／デニス・シャポバロフ 6-2 7-5 ●ハリ・ヘリオバーラ／オットー・ビルタネン