ジョコビッチが19歳メンシクの挑戦を退け準決勝へ「彼の将来は非常に明るい」 [ロレックス上海マスターズ]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月2~13日/賞金総額1029万8535ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)に6-7(4) 6-1 6-4で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 5-4からブレークバックを許したあとタイブレークの末に第1セットを落としたジョコビッチは1ゲームしか与えず第2セットを取り返し、第3セット2-2から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって2時間19分でメンシクの挑戦を退けた。

「最後の瞬間まで互角の戦いを繰り広げた。最後のゲームで素晴らしいサービスを打てたのは幸運だった。エース2本は助けになる。第1セット5-4のときはあまりいいサービスを打てなかった。彼(メンシク)はタイブレークでいいプレーをして形勢を逆転した」とジョコビッチは試合を振り返った。

「僕は落ち着きを保ち、第2セットでとてもいいスタートを切った。お互いにプレッシャーをかけ合い、長いラリーがたくさんあった。2時間半近い厳しいバトルだった」

 この試合で17本のサービスエースを決められたジョコビッチはメンシクが2022年全豪ジュニアで決勝に進出したころから注目してきたと明かし、「彼はまだ19歳で、将来は非常に明るい」と評価した。

「僕たちは一緒にプレーするのが好きで、対決するとレベルが上がる。練習試合をたくさんやったけど、いつも楽しいんだ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、ダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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