「最後の1ポイントまで自分らしくファイトできた」初戦突破の内島萌夏 [東レPPO]

両手を上げて1回戦勝利を喜ぶ内島萌夏(安藤証券)(写真◎東レPPOテニス事務局)


 国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月21~27日/賞金総額92万2573ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で内島萌夏(安藤証券)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したミカ・ストイサビレビッチ(イギリス)に6-4 6-7(7) 7-6(6)で競り勝ち、試合を振り返った。

「正直、どうやって勝ったかわからないですけど、最後の1ポイントまで自分らしくファイトできたと思います。相手は15歳ととても若く、サービスもベースラインでのプレーもしっかりしている選手。苦しい試合でしたけど、最後、勝ちにつなげられて良かったです」

 第2セットでは6-5リードの相手のサービスゲームで15-40としたが勝ちきれず、ファイナルセットまでもつれた。

「あの2本のリターンはちょっと躊躇してしまった。もうちょっと思いきっていっても良かったかなと、今振り返って思います。(その後の)タイブレークもマッチポイントがありましたけど、相手もいいプレーをしていたので、取りきれませんでした」

 第3セットは先にブレークを許し、苦しい展開だったが、後がないところでブレークに成功した。

「ファイナルで気持ちを切り替えようとしたけど、最初に離されてしまった。でも、5-3でリードして相手も硬くなるかなと予想し、チャンスはここしかないと思っていた。最後は我慢の勝負で、本当にギリギリの試合でした」


低いボールに対して重心を落として打ち返す内島萌夏(写真◎東レPPOテニス事務局)

 これまでトップ選手と対等に戦うことができても最後に勝ちきれない試合が多かったが、今日は強い気持ちで戦い抜いた。

「今日のように第2セットを取られて、ファイナルセットを簡単に取られて負けることが多かった。気持ちで負けなくなったのが、今年勝つことができている要因」

 内島は2回戦では、今大会第1シードでパリ五輪の女子シングルスで金メダルに輝いたジェン・チンウェン(中国)と対戦する。

 「同じアジア選手として、ずっと刺激を受けている選手の一人。トッププレーヤーの一人だから対戦したいと思っていた」と意気込みを語った。

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