サービス好調のズベレフがベスト8進出一番乗り、シーズン自己ベストのマッチ61勝目 [ATPウィーン]

写真はロレックス上海マスターズでのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月21~27日/賞金総額262万6045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がマルコス・ギロン(アメリカ)を6-2 7-5で振りきりベスト8進出一番乗りを決めた。

 10回あった自分のサービスゲームで僅か4ポイントしか落とさずすべてキープしたズベレフは試合を通して10本のサービスエースを決め、手にした3つのブレークポイントをすべてものにして1時間12分でシーズン自己ベストのマッチ61勝目を挙げた。

「彼(ギロン)は第2セットで信じられないようなサービスを打っていたと思う。僕はベースラインから本当にいい調子でプレーしていたんだけど、彼のサービスがよ過ぎてほとんど打ち合いに持ち込むことができなかった」とズベレフは試合を振り返った。

「もちろんストレートで勝ちことができて凄くうれしい。タイブレークになったら取れる保証なんてないからね。特に彼が素晴らしいテニスをしていたから尚更だ。準々決勝に進出できてよかったよ」

 2021年大会チャンピオンのズベレフは次のラウンドで、ガエル・モンフィス(フランス)が体調不良で棄権したため不戦勝で勝ち上がった第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合ではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-7(6) 6-3で倒して準々決勝に勝ち進み、第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)は2回戦に駒を進めた。

 前週のストックホルムで今季3勝目を挙げた第4シードのトミー・ポール(アメリカ)は同胞のナカシマに4-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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