スロバキアがイギリスを下して22年ぶり2度目の優勝に王手 [ビリージーンキングカップ・ファイナルズ]

写真は優勝した2002年以来となる決勝進出を決めたスロバキア代表チーム(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリージーンキングカップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」(スペイン・アンダルシア州マラガ/11月13~20日/室内ハードコート)の7日目は残り準決勝1対戦が行われ、スロバキアがイギリスを2勝1敗で下して22年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

 第1試合でエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がヴィクトリア・フルンカコバ(スロバキア)を6-4 6-4で倒し、第2試合はレベッカ・スランコバ(スロバキア)がケイティ・ブルター(イギリス)とのエース対決を2-6 6-4 6-4で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでフルンカコバ/テレサ・ミハリコバ(スロバキア)がオリビア・ニコールズ/ヘザー・ワトソン(イギリス)を6-2 6-2で退けた。

 スロバキアは2002年以来となる2度目の決勝で、前日にポーランドを2勝1敗で破って勝ち上がった第3シードのイタリアと対戦する。

 ビリージーンキングカップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟(ITF)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは昨年まで12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決めていた。

 今回改正されたフォーマットでは8チームが1回戦を戦い、シード国4チームは初戦をBYEで免除されるため準々決勝からスタートする。試合は原則としてシングルス2試合(ベスト・オブ・3セットマッチ)とダブルス1試合(第3セット10ポイントマッチタイブレーク)で争われ、先に2勝を挙げたチームが勝者となる。

 スペイン・セビリアで開催された昨年の大会では、決勝でカナダがイタリアを2勝0敗で下して初の世界一に輝いた。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

ファイナルズ7日目◎11月19日|試合結果

準決勝

4イギリス 1-2 7スロバキア

S2 ○エマ・ラドゥカヌ 6-4 6-4 ●ヴィクトリア・フルンカコバ
S1 ●ケイティ・ブルター 6-2 4-6 4-6 ○レベッカ・スランコバ
D ●オリビア・ニコールズ/ヘザー・ワトソン 2-6 2-6 ○ヴィクトリア・フルンカコバ/テレサ・ミハリコバ

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写真◎Getty Images

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