オランダが開催国スペインを下してベスト4進出一番乗り、ナダルは現役最後の試合を勝利で飾れず [デビスカップ・ファイナルズ]

写真は現役最後の試合を戦い終えたラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・アンダルシア州マラガ/11月19~24日/室内ハードコート)の初日は準々決勝1対戦が行われ、オランダ(グループA・2位)が開催国のスペイン(グループB・1位)を2勝1敗で下してベスト4進出一番乗りを決めた。

 第1試合でボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)がラファエル・ナダル(スペイン)を6-4 6-4で倒し、第2試合はカルロス・アルカラス(スペイン)がタロン・グリークスプア(オランダ)とのエース対決を7-6(0) 6-3で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ファン デ ザンツフープがアルカラス/マルセル・グラノイェルス(スペイン)に7-6(4) 7-6(3)で競り勝った。

 今季限りでの引退を表明していたグランドスラム大会で22回の優勝を誇る元世界ナンバーワンのナダルは、これが現役最後の試合となった。

 オランダは準決勝で、第3シードのカナダ(グループD・1位)と第4シードのドイツ(グループC・2位)の勝者と対戦する。

 デビスカップは2019年から、ITFとスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(昨年1月にパートナーシップは終了)によって開発された新フォーマットに変更されている。

 ファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、中国・広東省珠海/9月10~15日/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[WC]はワイルドカード(主催者推薦枠)

決勝トーナメント初日◎11月19日|試合結果

準々決勝

7オランダ(グループA・2位)2-1 8スペイン[WC](グループB・1位)

R1 ○ボティック・ファン デ ザンツフープ 6-4 6-4 ●ラファエル・ナダル
R2 ●タロン・グリークスプア 6-7(0) 3-6 ○カルロス・アルカラス
R3 ○ヴェスレイ・クールホフ/ボティック・ファン デ ザンツフープ 7-6(4) 7-6(3) ●カルロス・アルカラス/マルセル・グラノイェルス

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写真◎Getty Images

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