グランドスラム優勝歴22回のレジェンドで『キング・オブ・クレー』のナダルが今季限りでの現役引退を発表「今が適切な時期だと思う」

写真は2022年フレンチ・オープンで自身の持つ同大会最多記録を更新する14回目の優勝を飾ったラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 グランドスラム大会で22回の優勝を誇る元世界ナンバーワンのラファエル・ナダル(スペイン)が自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を発表した。

 SNSに動画を投稿したナダルは「プロテニス界から引退することをお知らせします」と報告し、「この2年間は特に厳しい時期でした。制限なくプレーできたとは思いません。難しい決断だったことは間違いなく、時間がかかりました」とコメントした。

「しかし人生においてすべてのことには始まりと終わりがあります。想像していたよりもずっと長く成功したキャリアに終止符を打つには、今が適切な時期だと思います」

 2001年にプロ入りした38歳のナダルはツアー通算92勝を挙げ、男子歴代6位となる209週間に渡って世界ナンバーワンの座に君臨した。通算112勝4敗と驚異的な残したフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)では前人未到の14回の優勝を誇り、『キング・オブ・クレー(クレーコートの王者)』の異名でテニス界で一時代を築いた。

 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」(スペイン・マラガ/11月19~24日/室内ハードコート)のスペイン代表メンバーに選ばれているナダルは、現役最後の試合を母国でプレーする予定になっている。

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写真◎Getty Images

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