スビトリーナが夫のモンフィスに続いてマーガレット・コート・アリーナの3回戦で世界4位撃破「夫の勝利に刺激を受けたと言いたいところだけど…」 [オーストラリアン・オープン]

写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で第28シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)に2-6 6-4 6-0で逆転勝利をおさめ、2年連続5度目のベスト16進出を決めた。

 2-1と先行しながら逆転されて第1セットを落としたスビトリーナは第3ゲームをブレークしたリードを守って第2セットを取り返すと主導権を握り、第3セットでは1ゲームも与えず1時間47分で勝利を決めた。

 3回戦敗退に終わった昨年のUSオープンが終了したあと足の手術を受けた元世界ランク3位で30歳のスビトリーナはシーズンを早めに終了したが、復帰大会でマッチ3連勝を飾った。

 出産と産休を経て2年前の4月に復帰したスビトリーナがトップ5の選手に勝ったのは、当時世界ナンバーワンだったイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-5 6-7(5) 6-2で倒した2023年7月のウインブルドン準々決勝以来で10試合ぶりとなる。

 同日のマーガレット・コート・アリーナ第2試合では夫のガエル・モンフィス(フランス)が男子シングルス3回戦で第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を3-6 7-5 7-6(1) 6-4で退けており、試合後のオンコートインタビューで「彼女のためにコートを温めておいた」と同じコートの第3試合でプレーする妻にエールを送っていた。

「夫の勝利に刺激を受けたと言いたいところだけど、第1セットが酷かったから確信は持てないわ」とスビトリーナは試合後に語った。

「もしあのまま試合が終わっていたらこんなに誇りに思うことはできなかったでしょうね。だから私はファイトしてできるだけ長く踏み止まろうとしたの。様々なレベルでウクライナ人たちは不屈の精神を見せている。私たちは自分たちのものために戦っている。闘志は私たちの血に流れている」

 スビトリーナは次のラウンドで、第15シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-4 6-2で破って勝ち上がったベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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