暑さと体調の問題を克服したシナーが大会連覇に前進「試合前から苦戦を予想していた」 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合中に医療スタッフのチェックを受けるヤニク・シナー(イタリア/中央)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3 3-6 6-3 6-2で振りきりベスト8進出を決めた。

 3-0と好スタートを切って第1セットを先取したシナーは暑さからかレベルが下がった第2セットを落としたが、何とか持ち直して続く2セットを連取して3時間13分で試合を終わらせた。

 第3セット第3ゲームで15-40のピンチを凌いでキープしたシナーは第5ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取ってコート外で治療を受け、戻ったあとも疲労は見えたが徐々に動きがよくなり始めて何とか危機を乗り越えた。

「今朝はとても奇妙だった。今日はウォームアップもしなかったんだ。できるだけ体調を整えてコートに立とうとした。今日は試合前から苦戦を予想していたよ」とシナーは試合後に明かした。

「テニス面ではいいプレーができたと言えると思う。サービスも非常によかった。ショットの質がよかったから戦い続ける自信を持つことができた。物凄く厳しい試合だった。彼がここまでにとても長い試合をいくつか戦っていたのを知っていたから、メンタル的に持ち堪えようとしていた」

 タイトル防衛を目指すシナーは次のラウンドで、20歳のアレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-0 7-6(5) 6-3で破って勝ち上がった第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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