フェルナンデスが内島萌夏に競り勝ち初戦突破「簡単な相手じゃなかった」 [アブダビ・オープン]

写真はレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月3~8日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第8シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)が日本の内島萌夏(安藤証券)に7-6(3) 7-6(0)で競り勝った。

 23歳の内島は予選決勝でソネイ・カータル(イギリス)に1-6 4-6で敗れたが、欠場者が出たためラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 6-5からサービスダウンを喫してタイブレークの末に第1セットを落とした内島は第2セット5-6からブレークバックに成功したが、ふたたびもつれ込んだタイブレークで1ポイントも与えなかったフェルナンデスが2時間8分で勝利を決めた。

「次のラウンドに勝ち進むことができてうれしい。萌夏は簡単な相手じゃなかった。彼女は素晴らしい選手で、最後まで戦った」とフェルナンデスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「タイブレークは7ポイントしかないから、自分のテニスをしなければならなかった。それができたと思うし、早い段階でポイントを取ることができてよかったわ」

 2021年USオープンで準優勝を飾ったフェルナンデスはWTA(女子テニス協会)の取材で当時のレベルに戻れるかと聞かれ、「現時点で自分はそのレベルにあると思う」と答えた。

「多くの選手が私を知っていて、ビデオもたくさんある。私はビデオを観て分析して常に相手の弱点や穴を探すけど、相手も同じことをしているはずよ。選手たちは毎年成長し、上達している。私のテニスは2021年と同じレベルだと感じているけど、私たちはもう少しレベルアップして優位に立てるよう努力しているところなの」

 フェルナンデスは次のラウンドで、前日にワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-1 6-3で破って勝ち上がったルル・スン(ニュージーランド)と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、オンス・ジャバー(チュニジア)、ワイルドカードで出場したマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、リンダ・ノスコバ(チェコ)、2023年大会チャンピオンとしてワイルドカードを受け取ったベリンダ・ベンチッチ(スイス)が2回戦に駒を進めた。

 第7シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)はジャバーに6-7(4) 5-7で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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