前年覇者ルバキナが第3セットのタイブレークでジャバーを退け準決勝へ「物凄く難しい試合だった」 [アブダビ・オープン]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月3~8日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)がオンス・ジャバー(チュニジア)に6-2 4-6 7-6(4)で競り勝ちベスト4進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したルバキナはワンブレーク差で第2セットを取り返されたが、競り合いの末に突入した第3セットのタイブレークを制して2時間13分で激闘に終止符を打った。

 第3セット5-6で15-40のピンチを凌いだジャバーはもつれ込んだタイブレークで4-2とリードしたが、そこからルバキナが最後の5ポイントを連取して試合を締めくくった。お互いにアンフォーストエラーは42本ずつだったが、ウィナーはジャバーが43本で29本のルバキナを上回っていた。

「物凄く難しい試合だった。オンスは本当にいいプレーをしていた。どのゲームも接戦だった。何とか勝つことができて本当にうれしい」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(第3セット6-5から2つのマッチポイントを逃したのは)もちろん簡単なことじゃない。最初のポイントは彼女が本当にいいプレーをしたけど、2本目は私が焦ってミスをしてしまった。でも何があっても厳しい試合になるのはわかっていたから、1ポイントずつ戦っていくだけだった」

 ディフェンディング・チャンピオンのルバキナは次のラウンドで、同じくワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を7-5 6-3で破って勝ち上がった2023年大会チャンピオンのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、リンダ・ノスコバ(チェコ)とアシュリン・クルーガー(アメリカ)の顔合わせとなった。ノスコバがマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 6-3で退け、クルーガーは第8シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を7-5 4-6 6-2で振りきった。

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写真◎Getty Images

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