トップシードのフリッツは2回戦敗退、シャポバロフが2022年10月以来の対トップ10勝利「信じられないほど素晴らしい」 [ダラス・オープン]

写真はデニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ダラス・オープン」(ATP500/アメリカ・テキサス州ダラス/2月3~9日/賞金総額303万5960ドル/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、デニス・シャポバロフ(カナダ)が第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に2-6 6-3 7-6(2)で逆転勝利をおさめて8強入りを決めた。

 立ち上がりに4ゲームを連取されて第1セットを落としたシャポバロフは第2ゲームで初のブレークに成功して第2セットを取り返し、すべてサービスキープで進んだ第3セットのタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間3分で競り勝った。

「もちろん信じられないほど素晴らしい。テイラーは超タフな相手だからね」とシャポバロフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼は立ち上がりに物凄く安定したプレーをしていたけど、僕は少し鈍かった。難しかったけど、自分の戦いぶりには間違いなく満足している。第2セットで逆転し、その勢いを維持することができてうれしいよ」

 フリッツに勝った2022年10月のウィーン2回戦以来となる対トップ10勝利を挙げたシャポバロフは次のラウンドで、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)を6-4 7-6(0)で破って勝ち上がった第6シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第3シードのトミー・ポール(アメリカ)、第8シードのマッテオ・アルナルディ(イタリア)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、日本の西岡良仁(ミキハウス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したライリー・オペルカ(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ムナールが第4シードのベン・シェルトン(アメリカ)を6-2 7-6(3)で振りきり、西岡は1セットダウンから巻き返して第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を3-6 6-4 6-3で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 準々決勝ではルードが西岡と、ポールがオペルカと、アルナルディはムナールと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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