クルーガーに逆転勝利のベンチッチが母としての初タイトルに歓喜「凄く感動している」 [アブダビ・オープン]

写真は産休から復帰後の初優勝を飾ったベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月3~8日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したベリンダ・ベンチッチ(スイス)がアシュリン・クルーガー(アメリカ)に4-6 6-1 6-1で逆転勝利をおさめ、産休から復帰後の初優勝を飾った。

 27歳のベンチッチがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2年前の同大会以来でキャリア9度目(準優勝10回)となる。元世界ランク4位のベンチッチにとって、これは昨年10月の復帰後7大会目だった。

 一進一退の第1セットを4-5から4度目のサービスダウンを喫して落としたベンチッチは第2セットで4-0とリードして主導権を握り、最後の2セットで2ゲームしか落とさず2時間23分で歓喜の瞬間を迎えた。

「もちろん凄く感動している。厳しい決勝だった。第2セットと第3セットではパワーアップして臨む必要があったと感じる。第3セットでベラ(娘)がいるのが見えたのは特別な瞬間だった」とアブダビでの戦績を9勝0敗としたベンチッチは試合後に語った。

「第1セットではお互いにチャンスを生かせないことが何度かあったけど、彼女(クルーガー)に有利な展開になった。私は(第2セットで)もう少し攻めていく必要があると感じ、よりアグレッシブにプレーし始めたら硬さも取れてきたの。私はどんなボールでも全力で追いかけ、すべてを出し尽くそうとしたわ」

 先に行われたダブルス決勝では、今大会で初めてペアを組んだ第1シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)/エレン・ペレス(オーストラリア)が第4シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)/ジャン・シューアイ(中国)を6-2 6-1で退け栄冠に輝いた。


女子ダブルスで優勝を飾ったエレナ・オスタペンコ(ラトビア/右)とエレン・ペレス(オーストラリア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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