ベンチッチが3つのチャピオンシップポイント凌いで今季2勝目「すべてのポイントで戦った」 [アブダビ・オープン]
WTAツアー公式戦の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月6~12日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第8シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に1-6 7-6(8) 6-4で逆転勝利をおさめて今季2勝目を挙げた。
25歳のベンチッチがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、1月のアデレードに続いてキャリア8度目となる。ベンチッチは3連敗を喫していたサムソノワに第1セットで圧倒されていたが、2時間48分に渡る激闘の末に4戦目で初勝利を掴んだ。サムソノワはツアー決勝で100%の勝率を誇ってきたが、連勝は「4」でストップした。
女子ツアーで今季2勝はオーストラリアン・オープン覇者のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に続き2人目だが、ベンチッチはマッチ12勝目をマークしてサバレンカの11勝を抜いてトップに立った。
「本当に競った試合だった。マッチポイントを取られてから逆転できて本当にうれしい。とにかく踏ん張って食い下がり、すべてのポイントで奮闘して全力を尽くすだけだったわ」とベンチッチは試合を振り返った。
「ここでタイトルを獲ることができて本当に幸せよ。いくつかいい試合ができたけど、厳しくもあった。難しい試合でも何とか踏ん張って状況を打開するためにファイトできることを自分自身に証明することができた」
サムソノワはウィナー16本にアンフォーストエラー5本と非の打ちどころのないプレーで第1セットを先取したが、ベンチッチが競り合いとなった第2セットで必死に持ち堪えた。サムソノワは第2セットのタイブレークで3度(6-4、6-5、8-7)もチャピオンシップポイントを手にしたが、ベンチッチがラリーの主導権を相手に渡さず最後の1本を取らせなかった。
逆にベンチッチは9-8から2度目のセットポイントを相手のミスでものにしてセットオールに追いつくと、第3セット2-2からブレークしたリードを最後まで守りきって2時間48分の激闘を締めくくった。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、ルイーザ・ステファニー(ブラジル)/ジャン・シューアイ(中国)が青山修子(近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)とのノーシード対決を3-6 6-2 [10-8]で制して優勝を飾った。
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/23477/images/1e5ccd99f197f428636b998b68ccecbca18d77aa.jpg?w=1200)
女子ダブルスで優勝を飾ったルイーザ・ステファニー(ブラジル/左)とジャン・シューアイ(中国)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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