バーンアウトを経験したアニシモワがオスタペンコを倒してキャリア最大のタイトルを獲得「本当に特別なこと」 [カタール・オープン]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したアマンダ・アニシモワ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000/カタール・ドーハ/2月9~15日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)がエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4 6-3で倒してキャリア最大のタイトルを獲得した。

 23歳のアニシモワがWTAツアーで優勝したのは2022年1月のメルボルン以来でキャリア3度目(準優勝2回)だが、過去2勝はいずれもWTA250レベルの大会だった。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したアニシモワは第2セット2-1とリードした直後にサービスダウンを喫したが、3-3の40-40で雨による中断を挟んだあと2度連続で相手のサービスゲームを破って1時間21分で歓喜の瞬間を迎えた。

「最高の気分よ。信じられないような1週間だった。すべての試合が厳しかった。ここで披露した自分のパフォーマンスとレベルにとても満足している。WTA1000の大会でタイトルを獲得できたのは私にとって本当に特別なことだから」とアニシモワは試合後の記者会見で語った。

「バックハンド側のプレーが本当にうまくできたと思うけど、フォアハンドもかなり取り組んできたしウィナーをたくさん決めることができた。ネットに出たりサービスを武器にできるよう、テニスを全体的に向上させようと本当に努力している。うまくまとまってきていると感じているけど、できるときはバックハンドのダウン・ザ・ラインを狙うようにしているわ」

 同種目で世界ランク30位以下の選手が決勝を戦ったのは大会史上初だったが、アニシモワはこの結果でトップ20デビューが確実となった。

 17歳だった2019年フレンチ・オープンで4強入りした実績を持つアニシモワは同年10月にキャリアハイの21位をマークしたが、2023年5月に燃え尽き症候群とメンタルヘルスの問題で8ヵ月ほどツアーを離れたため1年前の同時期は200以下だった。

 先に行われたダブルス決勝では、第3シードのサラ・エラーニ/ジャスミン・パオリーニ(ともにイタリア)がジアン・シンユー(中国)/ウー・ファンシェン(台湾)に7-5 7-6(10)で競り勝ち同ペアでのツアー5勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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