2023年大会優勝者メドベージェフがビッグサーバーのエムペシ ペリカールを退け8強入り「反射神経に頼るしかない」 [ドバイ選手権]

写真はオーストラリアン・オープンでのダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月24日~3月1日/賞金総額341万5700ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を6-4 6-4で下して8強入りを決めた。

 10回あった自分のサービスゲームで7ポイントしか落とさなかったメドベージェフは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、両セットとも4-4からブレークに成功して1時間22分で試合を締めくくった。

 試合後のオンコートインタビューで時速235kmのサービスに対する対応について聞かれたメドベージェフは、「時間がないから反射神経に頼るしかない。返せなくてもがっかりしたりしないから、そういう意味では簡単かもしれないね」と答えた。

「ある意味、戦術的には簡単だ。自分のサービスで強くなければならない。今日はサービスがとてもよかったから助けになった。そうすれば相手のサービスにプレッシャーをかけることができるし、コースを読んだりしてチャンスを作ることができる。今日のレベルには概ね満足している」

 2023年大会チャンピオンのメドベージェフは次のラウンドで、タイトル防衛を目指していた第5シードのユーゴ・アンベール(フランス)を4-6 6-3 6-2で破って勝ち上がったタロン・グリークスプア(オランダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、予選勝者のカンタン・アリス(フランス)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のルカ・ナルディ(イタリア)、2014年USオープン優勝者で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではチチパスがベレッティーニと、オジェ アリアシムがチリッチと、アリスはナルディと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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