メドベージェフが前年覇者ルブレフを退け3週連続優勝「驚くべきこと」 [ドバイ選手権]

写真は3週連続優勝を飾ったダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月27日~3月4日/賞金総額302万535ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)との同胞対決を6-2 6-2で制して3週連続優勝を飾った。

 このところ絶好調のメドベージェフは前日に第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒した勢いのままにこの日も非常に一貫のあるパフォーマンスを見せ、大会連覇を目指していたルブレフを寄せ付けなかった。オープニングゲームをブレークして好スタート切ったメドベージェフはもう一度相手のサービスゲームを破って第1セットを先取し、第2セットでは1-2から最後の5ゲームを連取して1時間5分で快勝した。

「今年の出だしがあまりよくなかったことを考えれば、これは驚くべきことだ。テニスでは勝てないと疑念が抱いてしまうけど、今はいい気分だよ。この3週間は本当によかったし、次も楽しみだね」とメドベージェフは試合後にコメントした。

「非常に戦術的な試合だった。アンドレイがツアーのどの選手も苦しめる力を持っていることは知っている。僕たちはいつも激しい戦いを繰り広げている。今日は僕が勝ったけど、次は違う結果になるかもしれないよ」

 メドベージェフは2月半ばのロッテルダムとその翌週のドーハを制しており、マッチ14連勝で今季3つ目のタイトルを獲得した。この勝利によりメドベージェフはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで6位に浮上し、ルブレフが7位に後退した。

 1セットも落とすことなくツアー18勝目を挙げたメドベージェフはこのあと、3月8日日本戦が始まるATPマスターズ1000大会のインディアンウェルズに出場する予定になっている。彼はこれで今季の戦績を19勝2敗とし、男子ツアーの総合成績で現在首位を走っている。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、マキシム・クレッシー(アメリカ)/ファブリス・マルタン(フランス)が第3シードのロイド・グラスプール(イギリス)/ハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)を7-6(2) 6-4で下してチャピオンに輝いた。


男子ダブルス優勝のマキシム・クレッシー(アメリカ/左)とファブリス・マルタン(フランス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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