4つのマッチポイントを凌いだグリークスプアがトップシードのメドベージェフに逆転勝利で準決勝へ「凄く満足している」 [ドバイ選手権]

写真はタロン・グリークスプア(オランダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月24日~3月1日/賞金総額341万5700ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、タロン・グリークスプア(オランダ)が第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 7-6(7) 7-5で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 2-3から2度連続でサービスダウンを喫して第1セットを落としたグリークスプアは1-3から3-3に追いついたあともつれ込んだタイブレークを制して第2セットを取り返し、第3セット6-5から7度デュースを繰り返した末に2度目のブレークに成功して2時間36分で競り勝った。

 第2セットでのメドベージェフは5-4からのレシーブゲームで15-40のチャンスを生かせず、6-5でも2つのマッチポイントを凌がれていた。

「この勝利に凄く満足している。第2セットでいくつかマッチポイントを凌がなければならなかった。ダニールは信じられないような選手でありファイターだ。彼は何年もトップに君臨しているから、勝つことができて本当にうれしいよ」とグリークスプアは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第1セットでの彼はあまりにも強すぎた。僕は第2セットでブレークされたときも粘り強くプレーしようと心掛けた。ブレークバックしたときに少し流れがこちらに傾いたように感じた。マッチポイントを取られたときとタイブレークでは少しラッキーだった。僕自身もこの試合を終わらせるために複数のマッチポイントが必要だった」

 キャリア4度目の対トップ10勝利を挙げたグリークスプアは次のラウンドで、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を7-6(5) 1-6 6-4で破って勝ち上がった第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)とカンタン・アリス(フランス)の顔合わせとなった。オジェ アリアシムが2014年USオープン優勝者で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 3-6 6-2で振りきり、予選勝者のアリスは1セットダウンから巻き返してラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のルカ・ナルディ(イタリア)に2-6 6-3 7-6(5)で競り勝った。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles

S