大会初出場の内島萌夏がセンターコートで2021年USオープン優勝者ラドゥカヌに勝利「これ以上のデビューは想像できない」 [WTAインディアンウェルズ]

写真は内島萌夏(安藤証券)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、内島萌夏(安藤証券)が2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-3 6-2で退け大会白星デビューを飾った。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫した内島は0-2から4ゲームを連取したあとワンブレーク差で第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間23分で勝利を決めた。

 ふたりは2022年9月にソウルの1回戦で一度顔を合わせており、ラドゥカヌが6-2 6-4で勝っていた。23歳の内島がグランドスラム優勝経験者から勝ち星を挙げたのは、2017年フレンチ・オープン女王のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-3 6-3で倒した2週間前のドバイ1回戦以来でキャリア2度目となる。

「自分のパフォーマンスには凄く満足している。今日は本当に風が強く、お互いにとって厳しいコンディションだった。エマが素晴らしい選手なのは知っているし、彼女とコートを分かち合えてうれしい」と内島は試合後のオンコートインタビューで語った。

「初めてのインディアンウェルズだけど、スタジアム1(センターコート)で最高のテニスを披露できた。これ以上のデビューは想像できない」

 内島は次のラウンドで、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

「彼女(ガウフ)は素晴らしい選手で偉大なチャンピオンだから、私には失うものが何もない。皆さんがココを応援するのはわかっているけど、私は大丈夫よ」と内島は次戦を見据えた。

 この日シングルス1回戦を戦い終えた地元アメリカ勢はソフィア・ケニン(アメリカ)、マッカートニー・ケスラー(アメリカ)、キャティ・マクナリー(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、予選勝者のバルバラ・レプチェンコ(アメリカ)とクレア・リュー(アメリカ)は敗れた。

 ポリーナ・クデルメトワ(ロシア)がリューを6-4 6-2で下し、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のソネイ・カータル(イギリス)はレプチェンコを7-6(6) 6-2で退けた。

 そのほかの試合ではアナスタシア・ポタポワ(ロシア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したベリンダ・ベンチッチ(スイス)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)、予選勝者のキンバリー・ビレル(オーストラリア)、ジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)が初戦を突破したが、女子シングルス1回戦残り3試合は雨により中断して翌日以降に順延となった。

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写真◎Getty Images

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