全豪4回戦で敗れたガウフに雪辱したベンチッチがベスト8に進出「これが人生を通して一生懸命努力する理由」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)に3-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめてベスト8進出を決めた。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたベンチッチは第2ゲームで掴んだワンチャンスをものにして第2セットを取り返し、第3セット3-4から最後の3ゲームを連取して2時間20分で競り勝った。ガウフは第3セット4-4で40-0としていたが、ミスを連発して致命的なサービスダウンを喫してしまった。

 昨年10月に産休から復帰した元世界ランク4位のベンチッチがトップ5の選手から勝ち星を挙げたのは、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に対する2月のアブダビ準決勝以来で今季2度目(2勝2敗)となる。

 ふたりはこれが4度目の対決だったが、連敗中だったベンチッチが2勝2敗のタイに追いついた。今シーズンは1月にオーストラリアン・オープン4回戦で顔を合わせ、ガウフが5-7 6-2 6-1で勝っていた。

「これが人生を通して一生懸命努力する理由よ」とベンチッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「マッチポイントの前に沸き上がった歓声で鳥肌が立ち、緊張し過ぎてしまってサービスを入れるだけになってしまったわ」

 ベンチッチは次のラウンドで、第19シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を4-6 7-6(7) 6-3で破って勝ち上がった第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のソネイ・カータル(イギリス)を6-1 6-2で退け、第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)は第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-0 6-4で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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