メドベージェフがフィスに競り勝ち準決勝へ「アドレナリンが出過ぎて抑えられなかった」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額1304万2410ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第20シードのアルトゥール・フィス(フランス)に6-4 2-6 7-6(7)で競り勝ちベスト4進出を決めた。

 第3ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したメドベージェフは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、一進一退で突入した第3セットもタイブレークで迎えた3度目のマッチポイントをものにして2時間25分で勝利をもぎ取った。

 最後のポイントでフィスのバックボレーがラインを割った瞬間、感情を爆発させたメドベージェフは両腕を突き上げながら何度もジャンプして勝利を祝った。

「今年は勝てたはずの試合や勝つべきだった接戦で負けることが多かった。五分五分の試合で負けが込んでしまうと競った場面で自信が持てなくなってしまう」とメドベージェフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第3セットではリードされた場面もあったし、彼(フィス)にマッチポイントを凌がれたけど何とか乗り越えることができてよかった。とにかく勝ててうれしい」

 試合後の記者会見で勝った瞬間の感情表現について聞かれたメドベージェフは、「あれは驚いたからなんだ。決められると思っていたら彼がミスをした。そういうこともたまにあるけど、驚いたからアドレナリンが出過ぎて抑えられなかった」と説明した。

「彼の近くで飛び跳ねてしまい、『申し訳ない。普段はこのような喜び方はしないんだ』と彼に謝ったよ」

 メドベージェフは次のラウンドで、タロン・グリークスプア(オランダ)を5-7 6-0 6-3で破って勝ち上がった第12シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、カルロス・アルカラス(スペイン)とジャック・ドレイパー(イギリス)の顔合わせとなった。大会3連覇を目指す第2シードのアルカラスが第25シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3 7-6(4)で振りきり、第13シードのドレイパーは第11シードのベン・シェルトン(アメリカ)を6-4 7-5で退けた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles

S