19歳メンシクがトップ10デビューのドレイパーに競り勝ち3回戦へ「僕にとってチャンスだと思っていた」 [マイアミ・オープン]

写真はヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)が第6シードのジャック・ドレイパー(イギリス)に7-6(2) 7-6(3)で競り勝ちベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ドレイパーはこの試合が初戦だった。オープニングゲームをブレークしたドレイパーは第6ゲームで追いつかれるとタイブレークの末に第1セットを落とし、メンシクがすべてサービスキープでふたたび突入した第2セットのタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントを21本目のサービスエースでものにして1時間54分で勝利を決めた。

 前週に終了したインディアンウェルズでキャリア最大のタイトルを獲得した23歳のドレイパーはトップ10デビューを果たして今大会に臨んだが、連勝は「6」でストップした。

「今日の試合で一番重要だったのはサービスで、それがカギだった。第2セットでは30-30やタイブレークで厳しい瞬間があると覚悟していたから、とにかく集中力を切らさないように心掛けていた。最後まで集中力を維持することができて本当によかったよ」とメンシクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「このまま上昇し続けることできるよう願っている。ATPツアーにフル参戦するのは今年が初めてだから、トップ選手たちとプレーするすべての瞬間を楽しんでいる。ジャックはこのところ信じられないようなプレーをしている。これは僕にとってチャンスだと思っていたし、それを掴むことができた」

 キャリア6度目の対トップ10勝利を挙げたメンシクは次のラウンドで、第25シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-7(4) 6-3 7-5で破って勝ち上がったロマン・サフィウリン(ロシア)と対戦する。

 この日プレーしたドレイパー以外のトップ10プレーヤーは第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第8シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)はジズー・ベルグス(ベルギー)に5-7 4-6で敗れた。

 そのほかの試合では第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第17シードのアルトゥール・フィス(フランス)、第20シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)、第27シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第29シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のアダム・ウォルトン(オーストラリア)、ライリー・オペルカ(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した20歳のコールマン・ウォン(香港)が2回戦を突破した。

 第11シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がオペルカに6-4 3-6 6-7(5)で、第13シードのベン・シェルトン(アメリカ)が世界ランク182位のウォンに6-7(3) 6-2 6-7(5)で、第19シードのユーゴ・アンベール(フランス)がフォンセカに4-6 3-6で、第28シードのジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)はトンプソンに6-7(4) 6-7(1)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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