40歳ワウリンカが3時間18分の激闘を制して今季のツアー初勝利、コナーズ&カルロビッチに続く快挙 [ATPブカレスト]

写真は2024年フレンチ・オープンでのスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ティリアク・オープン」(ATP250/ルーマニア・ブカレスト/3月31日~4月6日/賞金総額62万2850ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した40歳のスタン・ワウリンカ(スイス)が予選勝者のティモフェイ・スカトフ(カザフスタン)に6-4 6-7(5) 7-6(1)で競り勝ち、今季のツアー初勝利を挙げた。

 5-4から2度目のブレークに成功して第1セットを先取したワウリンカはタイブレークの末に第2セットを取り返されたが、ふたたびもつれ込んだ第3セットのタイブレークで迎えた通算4度目のマッチポイントをものにして3時間18分の激闘に終止符を打った。

 第2セット6-5からのレシーブゲームで0-40のチャンスを逃したワウリンカは第3セットで0-3から3-3に追いついたあと3-5から8ポイントを連取して巻き返し、タイブレークでは相手を圧倒した。

 1980年以降にツアーレベルのクレーコート大会で40歳以上の選手が勝ち星を挙げたのは、ジミー・コナーズ(アメリカ)とイボ・カルロビッチ(クロアチア)に続きワウリンカが3人目となる。

 元世界ランク3位のワウリンカは次のラウンドで、第2シードのペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合では第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、第8シードのカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ガブリエル・ディアロ(カナダ)、クリストファー・オコネル(オーストラリア)、ディフェンディング・チャンピオンのマートン・フチョビッチ(ハンガリー)、予選勝者のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。

 本戦は月曜日から始まっており、前日には第7シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したリシャール・​ガスケ(フランス)とフィリップ クリスティアン・ジアヌ(ルーマニア)がシングルス初戦を突破していた。

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写真◎Getty Images

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