ナバーロがホームコートの大会で初のベスト8進出「リターンがよかったおかげで何とかなったと思う」 [WTAチャールストン]

写真はエマ・ナバーロ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/3月31日~4月6日/賞金総額106万4510ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第4シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)が同胞で第15シードのアシュリン・クルーガー(アメリカ)に4-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめて8強入りを決めた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとナバーロは第3セット5-1からサービスダウンを喫したが、続くレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間8分で試合を締めくくった。

「第1セットでは彼女(クルーガー)が主導権を握っており、私はリターンゲームでチャンスを掴むことができなかった。第2セットでは凄くアグレッシブにプレーし、彼女のサービスゲームでもう少し考えさせようとした。それがうまくできたと思うし、結果的にとてもいいリターンを返すことができた」とナバーロは試合を振り返った。

「自分のサービスはアップダウンがあったけど、リターンがよかったおかげで何とかなったと思う」

 大会の会場であるLTPダニエル・アイランドのオーナーである実業家のベン・ナバーロ氏を父に持つナバーロは2019年の同大会でツアー本戦デビューを飾って以来毎年出場してきたが、これまでは一度も連勝したことがなかった。

「いつも快適でリラックスしている場所で大会に参加するのは明らかに奇妙だわ。寝るときに自分は大会に出場しているんだと再確認しなければならない。集中し続けなければならないから、完全にリラックスすることができないの」とナバーロは地元の大会でプレーする難しさについて語った。

 ナバーロは次のラウンドで、第10シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と対戦する。

 ともに2001年生まれのふたりは過去ツアーレベルで2度対決し、いずれもアニシモワがストレートで勝っている。

「アマンダは本当に厳しい相手よ。ビッグサーブがあり、ストロークも強い。アシュリンのプレーに似ていると言えるわね」とナバーロは次戦を見据えた。

「だからゲームプランはほとんど変わらないと思う。とにかく強くてアグレッシブなリターンを心掛け、できればもう少しいいサービスを打ちたい」

 そのほかの試合では第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第3シードのジェン・チンウェン(中国)、ディフェンディング・チャンピオンで第7シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第9シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第14シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、ソフィア・ケニン(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ケニンが第5シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)を6-3 7-6(7)で倒してシードダウンを演じたほか、第2シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第6シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第11シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第13シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はそれぞれシード対決で敗れた。

 準々決勝ではペグラがコリンズと、ジェンがアレクサンドロワと、カリンスカヤはケニンと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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