2023年大会覇者ティアフォーが今季のクレーコート初戦に勝利、ベスト8を地元アメリカ勢が独占 [US男子クレーコート選手権]

写真はフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Fayez Sarofim & Co. US男子クレーコート選手権」(ATP250/アメリカ・テキサス州ヒューストン/3月31日~4月6日/賞金総額71万735ドル/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)がアダム・ウォルトン(オーストラリア)を7-5 6-3で退け8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ティアフォーはこの試合が初戦だった。ティアフォーは5-5から2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セット2-3から最後の4ゲームを連取して1時間30分で試合を締めくくった。

「すべてのポイントを本当にしっかりとプレーしたと感じているし、凄く集中していた。言ってみれば、ゾーンに入っていた」とティアフォーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「最高のテニスをしたとは思わないけど、全体的にいい試合だった。特にクレーコートの初戦としては悪くない。勝つことができてうれしい、今はすべての勝利が僕にとって大きな意味を持つ」

 2023年大会チャンピオンのティアフォーは次のラウンドで、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のアドリアン・マナリノ(フランス)を6-7(0) 6-4 6-2で破って勝ち上がった第5シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)が同胞のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-1 7-5で倒し、クリストファー・ユーバンクス(アメリカ)は第8シードの錦織圭(ユニクロ)が第1セットを1-6で落とした時点で背中のケガを理由に棄権したため勝利が決まり、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

 前日には第1シードのトミー・ポール(アメリカ)、アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)、予選勝者のコルトン・スミス(アメリカ)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)が2回戦を突破しており、ベスト8を地元アメリカ勢が独占するというATPツアーでは1991年4月のオーランド以来となる偉業が達成された。

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写真◎Getty Images

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